
O脚とは?その原因は?
2025年03月12日 10:30
O脚とは?
O脚とは内反膝とも呼ばれますが、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の“内くるぶし”をそろえても、膝の内側が接しないものがO脚として、脚の見た目が「O」の字のようになるようなことから、O脚と言われているのが一般です。ですが、本当に問題なのはただ見た目で言うのではなく、その構造に問題があるということです。その構造を理解しなければO脚を治すことは難しくなります。
ここでは、股関節、膝、足首が捻れて変形した状態にあることが前提とています
股関節が内側に捻れながら、膝が外に広がり、膝の向きがつま先より内側に向いてしまった結果、膝も内くるぶしがくっつかない状態をO脚と定義しています。O脚以外にもよく言われる"X脚"は股関節が内側に更に捻じられて、膝がくっつのに内くるぶしがくっつかず、膝の位置が完全につま先より内側にある状態をX脚と定義しています。
【O脚とX脚の各関節の関係図】
O脚
股関節 内旋
膝関節 内旋
X脚
股関節 内旋
膝関節 外旋
※股関節の内旋が大き過ぎて膝関節が結果、外旋になってしまう。
【関節の捻れによる脚の色々な形】
なぜ、O脚になってしまうのか?
それは、股関節が内側に捻らざるを得ない体のバランスを取っているから
原因①【女性らしい姿勢の習慣】
10代〜20代の女性でつま先を内側に向ける内股の癖をつけてしまうと、骨盤が前傾しやすくなり、そのバランスをとるために腰を反らせて反り腰になっている方が多く見られます。
原因②【加齢による筋肉の衰え】
30代〜40代になり姿勢を保持する抗重力筋の衰えが始まると、姿勢を保持できなくなり、楽な姿勢をしがちです。そのため、歩くときに足を外重心に偏って踏み込むと足首が不安定になり、膝がつま先より内側に誘導され股関節が結果、内旋してしまいます。
原因③【生まれつきにある骨格の変形】
先天性の原因として、骨の発育不全や形成不全、太ももやふくらはぎの靭帯のゆるみや欠損など先天的なケガによってもO脚となることもあります。