
ジョイント・バイ・ジョイント理論とは
2025年03月14日 22:01
ジョイント・バイ・ジョイント理論とは
【ジョイント・バイ・ジョイント理論】
Joint(ジョイント)とは関節のことであり、Jointby joint Theory(ジョイントバイジョイントセオリー)とは、人間の関節が「可動性を主要な機能とする関節」と「安定性を主要な機能とする関節」が交互に積み重なっているという概念です。
【可動性と安定性】
各関節には主となる役割があり、可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)は交互に積み重なっているため、どちらかの役割が機能しなくなると隣り合う関節が代償動作を起こし、ケガやパフォーマンスの低下につながる可能性があります。例えば、胸椎や股関節は可動性が必要な関節ですが、そのどちらかもしくは両方の可動性が低下してしまった場合、代償として、本来は安定性が必要な腰椎が動作を補います。このような動きの負担が積み重なると腰痛の発症につながります。そのため、各関節の役割に適した(胸椎や股関節などは可動性、腰椎や膝関節などは安定性を高める)施術を行い、効率の良い動きを獲得することで首・肩こりや腰痛、膝痛などの症状の発症を抑え、エクササイズやストレッチなどの運動を行いケガの予防やパフォーマンスの向上につながると考えられます。