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脊柱管狭窄症の特徴と原因

2025年09月08日 18:43

1.脊柱管狭窄症とは


脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道である脊柱管が狭くなることで、神経が圧迫されて様々な症状を引き起こす病気です。



2.主な特徴


最も特徴的な症状は間欠性跛行(かんけつせいはこう)です。


・歩行時の痛みやしびれ:少し歩くと、お尻や足にしびれや痛みが生じ、歩き続けるのが困難になります。

・休息による回復:前かがみになって休むと、症状が和らぎ、再び歩けるようになります。

・前かがみで楽になる:自転車に乗る際など、前かがみの姿勢では症状が出にくいことが多いです。


また、足のしびれや痛み、重症化すると排尿・排便障害が起こることもあります。




3.主な原因


多くの場合、加齢による背骨の変化が原因です。長年の負担により、以下の変化が起こります。


・骨の変形:背骨を構成する骨が変形して神経を圧迫します。

・椎間板の変性:クッションの役割を果たす椎間板が変性して膨らみ、脊柱管を狭くします。

・靭帯の肥厚:背骨をつなぐ靭帯が厚くなり、神経を圧迫します。



4.一般的な対処法


①診断方法

・問診、診察:症状や体の状態を確認する。

・画像検査:レントゲンやMRIを用いて、脊柱管の狭窄の程度や神経の状態を詳しく調べます。MRIは診断に最も重要な検査をする。

② 治療法

・保存療法:軽度から中等度の症状の場合、まず薬物療法、理学療法(リハビリ)、神経ブロック注射など、手術をしない方法で治療する。

・手術療法:保存療法で効果がない場合や、症状が重い場合に検討されます。狭くなった脊柱管を広げ、神経の圧迫を取り除く手術を行う。

③予防と生活の工夫

・正しい姿勢:普段から背筋を伸ばし、猫背にならないように意識する。

・適度な運動:腹筋や背筋を鍛えることで、背骨への負担を減らすことができます。ウォーキングやストレッチも有効。

・こまめな休憩:長時間同じ姿勢を続けるのを避け、こまめに休憩を取る。